こんにちは!
「夫婦心理学の専門家」ひろてぃです!
今回はお悩み相談に乗っていきたいと思います!
子育てに悩んでいる人の投稿をみると子供が○○で大変とかが多いですが、我が家は2歳の子供がかなり大人で、私は歳の割にひどく子供じみていて困っています。というか辛いです。
例えば、私が何かに対して怒りが爆発してしまったりすると一目散に逃げていくのですが、しばらく間を置いて絶妙なタイミングで「大丈夫?」と声をかけてくれたり、「ママ、だーいすきよ。」と笑いかけてくれたりして仲直りのきっかけはほぼいつも子供からです。辛い時はこちらが泣いてしまいます。
泣き虫も治したいです。
泣き虫は独身時代からで辛いことがあると泣きたくないのにすぐに泣いてしまい、大人のくせにと呆れられた経験もあります。
職場の上司からも冷静な注意や叱責は素直に受け入れ反省したり、指摘をありがとうございます。と思うことが出来ますが、怒鳴られたり、女性のなんというか悪意がにじみ出た嫌味的なコメントというか、そういうものがとても怖く、こちらの事情を説明する声が震えてしまったり、緊張してしまったりします。
そんな弱い自分とは真逆な凶暴な自分もいます。
ほんとうに些細なことで「クソッ!ムカつくっ!」と信じられないほどイラついて毒づいたり、壁や床をバンバンしたこともあります。
アンガーマネジメントや繊細さんの本などを読んだりしてなるほどと思うことも沢山ありますが、今ひとつ自分の中に上手く定着しません。
怒りも涙も我慢できない。
明るく笑顔で振舞っているつもりだが職場の同僚や上司も年齢関係なく基本的に怖い。
私は既に40歳をすぎていますがこんな自分を何とかして、子供にも子供らしくさせてあげたいし、自分ももっと生きやすくなりたいです。
よろしくお願い致します。
Tanchiyさん、ご相談ありがとうございます!
自分でもコントロールできない感情が湧き起こり、大変な状況かと思います。
お子さんのことをを大切に思っているからこそ、「もっとちゃんとした自分になりたい」「ちゃんと愛してあげたい」という思いが湧き上がってきているのではないでしょうか?
今回は
「自身の親との関係」
「自分を自分でどう扱っているか」
ということがカギになってくるかもしれません。
両親の不仲。自身の離婚、再婚で得た経験を通して、「夫婦心理学の専門家」として活動。
「笑顔が絶えない家族を増やす」をミッションに、SNS発信やセミナー講師をしている。
instagramフォロワー23,000人以上。R4.公認心理士取得。延べ15,000 人以上のサポートをしている。
自分の親との関係
Tanchiyさんは今回、お子さんに対しての感情の取り扱い方に悩まれていると思うのですが、今お子さんに抱いている感情って、どんな想いですか?
なんで分かってくれないの?なんでそんなことも出来ないの?これ以上何を頑張れって言うの?
しっかりお伺いしていないので推論になってしまいますが、一般的にはこんな思いを抱いたりしますよね。
もしそうであれば・・・
それらの感情って、元々誰に知って欲しかったものだと思いますか?
人の感情パターン、対人パターンというのは多くの場合は、自分自身との親との関係で土台が作られます。
例えば、親が過干渉である場合、本音を隠すことが当たり前になっていたり、「分かってもらいたい。でもどうせ分かろうとしてくれない」と諦めることが癖になっていたり、周りの顔色を伺わないと行動が出来なくなっていたりします。
他にも親が子どもに無関心な人だった場合も、似たようなことが起きやすく、ここで出来たパターンが、大人になってからも繰り返されるようになっていきます。
つまり、子どもの頃充分に大人に甘えられなかった人は、大人になってから自分の子どもやパートナーに
私は甘えられず子どもでいられなかったのに、なんであなたが子どもらしくいられるのよ!
とか
もっと甘えさせてよ!分かってよ!
という思いを抱きやすくなる、というわけです。
自分をどういう風に扱っていますか?
ご相談文の中で、Tanchiyさんは
怒鳴られたり、女性のなんというか悪意がにじみ出た嫌味的なコメントというか、そういうものがとても怖く、こちらの事情を説明する声が震えてしまったり、緊張してしまったりします。
職場の同僚や上司も年齢関係なく基本的に怖い。
という風に仰っており、他人への恐怖心が人一倍怖いとのことでしたね。
確かに怒鳴られたりすると緊張してしまうものですが、Tanchiyさんは「他人がどんな風に私を見ている」と感じていますか?
ダメな奴、出来ないやつ、嫌味を言われるに相応しいやつ。
そんな風に思われていると感じますか?
もしそうであれば、それはもしかしたら思い込みの可能性も実はあるんです。
心理学で「投影の法則」というものがあります。自分の感じていることを、物や他人に映し出す、というものです。
つまり、自分自身をダメな奴、出来ないやつ、嫌味を言われるに相応しいやつ、と思っていると、「他人にもそう思われている」という風に考えます。
そして更に言うと、多くの場合は自分自身も他人のことをそう扱っていることが多いのです。(嫌な気持ちになってしまったらごめんなさい)
こういう心の動きって、自動的に起こってしまうもの。
だからこそ、他人との関係を通して、「自分は自分をどういう風に扱っているのか」ということに気付くことがまず大切なんです。
そして、その扱いをしている原因には、きっと昔のトラウマや心の傷が深い部分にあるんだと思います。
自分をコントロールできず、嫌悪してしまうほどのエネルギーが、その古傷から出ているわけです。
どうしていけば良いのか?
ですので、その傷を癒していく、というのは状況から脱出するための、一つの手段です。
Tanchiyさんは誰かにこのことを話せているでしょうか?
「言える=癒える」というように、他人に話すことは「癒し」の一種。
そう言った意味で、こういった話を誰かにする、というのは非常に大切なことだと思います。
また、「子どもに子供らしくさせてあげれてない私」「泣いてしまう、怖がってしまう私」を否定することが多いんじゃないかな?と思うんです。
まずは、そうしてしまう「今の自分」を認めてあげてみませんか?
もちろん、嫌な部分だけ見えていては受け入れがたいと思います。
なので、これまでの自分がやってきた「愛の行動」をちゃんと見つけてあげましょう。
- これまで誰かに喜ばれてきたこと、役に立てたことはありませんか?
- お子さんが2歳になるまで育ってこれたのは、誰が頑張ってきたからなんでしょうか?
- 「ママ、だーいすきよ。」と笑いかけてくれるのは、誰がその子を愛してきたからでしょうか?
これまでご自身が与えてきたもの。それをリストアップしてみることをおすすめします。
相手は誰でも構いません。自分が「与えてきたなぁ」と思うことを50個は書き出してみてください。
ノートなどに書いて可視化することが大切です。些細なことでも構いませんので、少し頑張ってみてください。
「自分の中にも愛があるんだなぁ」と分かってくることで、実は周りの人にも愛があるんだ、という視点に変わってきます。
前述した「投影の法則」で、自分の心の中にある愛を、他人の中にも見出すことが出来るようになるから、ですね。
これって、周りは変わらなくても、自分自身が変わることで世界の見え方が変わる、ということなんです。
時間をかけてじっくりと。周りを愛のある世界に変えていきましょう。
Tanchiyさんの未来を応援しております。
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