こんにちは!
「夫婦心理学の専門家」ひろてぃです!
夫婦のすれ違いって、一言で簡単に表せるものじゃなく、自分でも気付かない要因が入り混じっているものですよね。また、どうしたら相手に変わってもらえるのか。これも夫婦の永遠のテーマだったりもします。
両親の不仲。自身の離婚、再婚で得た経験を通して、「夫婦心理学の専門家」として活動。
「笑顔が絶えない家族を増やす」をミッションに、SNS発信やセミナー講師をしている。
instagramフォロワー23,000人以上。R4.公認心理士取得。延べ15,000 人以上のサポートをしている。
今回はLINEでいただいた相談にお答えします!
今年の7月ごろから夫婦仲がぎくしゃくしています。
1歳3ヶ月くらいの娘がいます。
夫は自分が必要とされてないと思っているみたいで、私は夫を必要としています。
夫の言い分としては、結婚してから、間違ったりしたら怒られたりするのが嫌だったみたいで、私には怒ったりした記憶があまりないです(それも良くないと思うのですが…)。
それが積み重なって今に至ります。
私が家にいるからしんどい。子供のことは大事に思ってる。
どうしたら私が夫を必要としていることを心でわかってもらえるでしょうか?
Kさんご相談ありがとうございます!
相手と自分はどんなタイプ?
間違ったりしたら怒られたりするのが嫌だったみたいで、私には怒ったりした記憶があまりないです
Kさんは、旦那さん以外の他の人とは、どんな関係を築いていましたか?
ざっくばらんに言い合える関係でしょうか?
お互いに気の置けない関係でしたでしょうか?
また、旦那さんはどちらかと言うと繊細なタイプでしたでしょうか?
というのも、このようにお互いに原因と感じていることがすれ違っている場合は、タイプが違う人同士が結婚しているパターンが多かったりします。
大雑把×繊細、陽キャ×陰キャ、育児放置主義×育児干渉主義など、
それはそれで良いバランスを取っていたりもするんですが、すれ違いポイントが違うために、自分だけを振り返ってもパッと思いつかなかったりもします。
そういう時は、自分が旦那さん以外とどういう人間関係を築いていたのか。旦那さんがどういう人間関係を築いていたのかを研究していくことが必要なのかもしれません。
相手の問題は相手のもの
どうしたら私が夫を必要としていることを心でわかってもらえるでしょうか?
とのことですが、まずは「旦那さんのことはコントロールできない」ということを意識してください。
Kさんが旦那さんに、必要だということを分かってもらうことは難しいんです。
そこは旦那さんが自分で気付くポイント。相手の領域なんですよね。
この考えは前提として必要で、「相手の問題は相手のもの」であることを忘れてしまうと
「私はこんなに頑張ってるのに」「私はこんなにやってるのに」という意識がふとした時に出たり、相手にも伝わりやすくなります。
そうすると、関係修復が遅れてしまいやすいので、ここは必ず意識しておくことが重要です。
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じゃあどうすればいいのか、というと、「自分から愛を与えていく」という意識を持つことです。
自分から見返りを求めない愛で愛すこと。この意識を持ってください。
その第一ステップとして、まずは旦那さんの愛をちゃんと意識して受け取ってみましょう。
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夫は自分が必要とされてないと思っているみたいで、私は夫を必要としています。
とのことですが、なぜ必要だと感じているのでしょうか?
もちろん、お子さんのため、家計のため、自分の心の支えのため。など、家庭に必要な要素はたくさんあるかと思います。
これまで、恐らく旦那さんは色々やられてきたのでしょう。だからこそ
結婚してから、間違ったりしたら怒られたりするのが嫌だったみたい
と感じたり、そう否定されたことで
夫は自分が必要とされてないと思っている
という状態なんだと思います。
旦那さんは愛が足りないと感じている状態、というわけですね。
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まずは旦那さんが今までしてくれたこと、与えてくれた恩恵を書き出してみましょう。
行為、言葉、今の生活にあるもの、過去にしてくれたこと。それらを少なくとも100個書き出してみてください。ここは少し頑張りどころです。
書き出すことで、旦那さんからの愛が見えてくるかもしれません。そして、愛が見えてくると、それに対して返していた自分の反応も見えてきます。
「ああ。夫の愛に対して、こういう反応をしてしまってたんだな」「この言い方が良くなかったのかな」
そんな気付きが出てきます。
そうやって愛の循環をKさんが生み出すことで、旦那さんは一緒にいることの「心地よさ」を感じてきます(もちろんこの一行で表現できるほど単純なものではないですが!笑)
心地良い相手には、心地良さで返そうとするのが人の常。
Kさんから気付いて愛を与えていくことで、旦那さんもまた愛を返してくれるはずですよ。
応援しております。