自分軸はどうやって作るの?

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夫婦関係を再構築していくには、何よりも自分軸が大切、と僕はよくお話しします。

じゃあその自分軸ってどうやって作っていくの?というお話を今回はしていきたいと思います。

目次

自分軸の作り方

自分軸を作るステップは

  1. 自分のことを知る、感情の動きを知る
  2. 自己肯定する
  3. 周りと自分の境界線を作る

になります

1.自分のことを知る、感情の動きを知る

他人軸になりやすい人は、今まで周りの評価に合わせて生きてきていることが多いです。

そうすると自分の感情を無視して生きることになるので、どんどん感情が麻痺してくる人が多いんです。

悲しい、寂しいなどを感じさせなくなるのと同時に、何が好きなのか。何を楽しいと感じるのか。も一緒に麻痺させてしまいます。

そうすると、感情迷子になり、自分がどんな人生を生きたいのか分からなくなってしまいます。

自分の大切にしたいこと。好きなこと。嬉しいことにフォーカスすることが、自分軸の第一歩です。

2.自己肯定する

他人軸で頑張ってきた人は、ありのままの自分を否定しがちです。

そうやって成長されてきたのは良いことなんですが、否定し続けるのは辛いですし、自分以外の人も否定する癖がついてしまうんです。

なので、自己否定が癖になっている人は、人間関係でも悩みを抱えがちです。

今まで否定してきた自分や、自分から出てくる感情をありのまま受け止めることは容易ではありません。

恥ずかしさ、怖さなどが出てきて阻んでくるんですね。

しかし、そこの壁を越えることが自分軸を手に入れるには、とても大切なんです。

まずは、出てきた感情や出来ない自分もありのまま認めてあげる。大切に受け止めてあげる。褒めてあげる。

自分がもう1人の自分の親友でいてあげましょう。

3.周りと自分の境界線を作る

自己肯定が徐々にできてきたら、周りとの境界線を作ることが大切です。

他人軸で生きてきた方は、どうしても周りの感情に振り回されたり、他人に合わせて行動をしてしまいがち。

それが自分がやりたいと思ってやることならいいんですが、「しょうがないから」とか「自分は辛いけれど周りが言うから」という理由であれば、いつかは辛くなってしまいます。

なので、「自分は自分」という気持ちを強く持つ必要があります。

ここでは「アファメーション」という方法を紹介します。

これは、ある言葉を何度も呟くことで自己暗示をかける方法です。

繰り返し言葉にすると、潜在意識に刷り込まれていくので、少しずつ思考も変わっていきます。

ぜひ試してみてくださいね。

境界線を作るアファメーション

レベル1「私は私。〇〇は〇〇」(〇〇の中には普段呼び慣れている名前を入れてください。)

レベル2「私には私の人生があるし、〇〇には〇〇の人生がある。だから私の幸せに〇〇は関係ないし、〇〇の幸せに私は関係ない」

もし心がザワっとした人であるほど、その相手との境界線が曖昧になっているかもしれません。

なんで自分軸が大切なの?

夫婦生活はよく「車」に例えられます。

  1. 自分が相手の助手席に乗っているのか。
  2. それぞれ別の車に乗って、同じ方向に向かうのか。

です。

どちらも向かう方向は一緒なのですが、同じ車に乗ったままだと、自分の人生を相手に任せっきりにしている状態になります。

そうなると、

「私の機嫌が悪いのは相手のせい」
「あっちが悪いからこんなに辛いんだ」
「あっちが謝らないならこっちも謝らない」

と相手基準になってしまい、「自分が後手」に回ってしまうんですね。

結果、どうしても夫婦関係が上手くいかなくなります。

相手に依存した生き方になってしまうと、相手が負担を強く感じるし、自分も相手の反応が思い通りじゃないと辛くなってしまうからですね。

自分軸がしっかりしていると、そういった悩みも減ってきます。

「自分はこういう人間だから」
「自分はこれが好きだから」
「自分はこういう生き方がしたいから」

これらがしっかりするので、相手への期待が減り、自分の納得した上で夫婦生活の課題に取り組んでいくことができるんです。

またあなたの自分軸がしっかりしてくると、夫婦仲も必然的に変化します。

感情の振り幅が少なくなり、雰囲気が穏やかになるので、相手の受ける印象もだいぶ変わってきます。

クライアントさんの中には、夫婦間で起こっていた問題自体が気にならなくなる人もいましたし、別居を解消しレスもなくなった!なんて方もいらっしゃいました。

自分軸ができると、本当に人生が大きく変わっていくんです。

そもそもどうして他人軸になるの?

私たちが育った日本の文化は全体主義。欧米の個人主義とは真逆です。昔から「察する文化」です。

なので、相手の顔色を伺うこと。ちょうど良いタイミングで手を差し伸べる。相手の喜ぶことをする。というのが大得意なわけです。

ただ、その優しさも一度転ずると、「相手に振り回されやすい」という特徴にもなります。

自己主張が苦手、というのも大きな特徴ですよね。

そこに加えて、幼い頃や思春期、元彼元カノとの関係でトラウマ的な出来事が起きると、「自分は頑張らないと愛されないんだ」という想いが生まれます。

そうすると、他人の評価を指標に生きていく、というルールが自分の中に生まれますので、余計に自分軸を失ってしまいやすくなるんですね。

  • 自分が何をしたいのかわからない
  • 自分の本当の気持ちがわからない
  • しばらく楽しいという感情を感じていない

こういう場合は、自分軸を失っているかもしれないので、振り返ってみると良いかもしれません。

自分軸と自分勝手の違い

よく「自分勝手と自分軸はどう違うんですか?」という質問をいただきます。

この二つは似てるようで、全然違うんですね。

自分軸

1に自分。2に相手。まず自分の気持ちを大切にすること。相手のためにする行動でも、自分が苦しければ他人軸。

自分勝手

1に自分。2にも自分。自分のことだけしか考えず、周りのことには配慮しない。わがままな状態。

こう見ると全然違いますよね。

自分勝手は優しさや愛が他人に向けられていません。逆に他人軸の場合は、自分に優しさや愛が向けられていません。

まずは自分の気持ち・感情を大切にすること。それが自分軸なんです。

ぜひあなたも幸せへの一歩として、自分軸作りを試してみてください。

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