こんにちは!
「夫婦心理学の専門家」ひろてぃです!
本日はLINEでいただいたご相談にお答えします!
私は旦那さんに出会った頃と比べて、徐々に太り始め、だんだんと抱いてくれなくなり、勇気を出して「抱いて欲しい」と話しましたが、「ブクブク太って萎える」と言われ、大変傷つきました。
それから数ヶ月後に、乳がんが見つかり、手術で片方の胸を無くしました。
ますます自分に自信をなくし、最後にセックスしてからもうすぐ4年が経とうとしています。
また旦那さんにときめいて欲しい。
またセックスしたいと思って欲しい。
と願い
半年前からダイエットを真剣に行い、
出会った頃まで(ー10キロ)体重は戻ってきましたが
しかし、痩せた事すら全く気づいてももらえません。
もう私に興味も関心もないのかな…
誕生日や旅行の計画や、気遣ってくれる優しさはまだあるみたいですが
私の中では、抱いてもらえない寂しさがずっとモヤモヤしてます。
抱いてもらえない、私に関心が薄いと感じることから悪循環で浮気なども疑ってしまいます。
ひろてぃさんの、「自分軸、他人軸」のお話を読むと、すごーく他人軸なんだと思います。
自分軸!と意識したいと思うのに、頭の中は旦那さんでいっぱい。
Rさんご相談ありがとうございます。
まずご相談文を読んで「旦那さんのことも自分のことも心から愛したい!」と思っていて、その愛のエネルギーもすごく強い方なんだなって感じました。そうじゃないと、半年で10キロも減量できません。
また、乳がんの存在は大きいですよね。
女性であれば、必ずと言っていいほどショックは受けるものでしょうし、セクシャリティがとても強いRさんだからこそ、ここでは語れないほどの悲しみもあったのではないでしょうか?
また、そんなRさんだからこそ、4年のセックスレスは相当お辛いものとお察しします。
少しでも僕の回答が参考になれば幸いです。
両親の不仲。自身の離婚、再婚で得た経験を通して、「夫婦心理学の専門家」として活動。
「笑顔が絶えない家族を増やす」をミッションに、SNS発信やセミナー講師をしている。
instagramフォロワー23,000人以上。R4.公認心理士取得。延べ15,000 人以上のサポートをしている。
半年前からダイエットを真剣に行い、
出会った頃まで(ー10キロ)体重は戻ってきましたが
しかし、痩せた事すら全く気づいてももらえません。
もう私に興味も関心もないのかな…
とのことで、繰り返しになりますが、また振り向いてもらえるために10キロ減量されたことは、本当にすごいことだと思います。
そこで一点伺いたいのですが、Rさんは、自分自身でそのことを喜ぶことはできているでしょうか?
自分の見た目の変化を楽しめていらっしゃいますか?
今は恐らく、旦那さんが振り向いてくれてないように感じていること。セックスという行為が再開していないことに「結果が伴っていない」と感じてしまい、無力感を感じてらっしゃるのかもしれません。
少し、人の心理についてのお話になりますが、人が一つの選択肢しか選べないことを「執着」という風に言います。
この状態って精神的にとても辛いんです。なぜなら、その結果だけが「自分の価値を認めてくれるもの」と感じてしまうから。
そこから思うような結果が得られないと、「自分には価値がない」という風に感じてしまいやすいんです。
話を戻しますが、ご相談文を拝見すると、今Rさんは「旦那さんの態度に執着してしまっている状態」と言えるのかもしれません。
だからこそ辛いし、旦那さんから思うような愛情がないことに寂しさを感じたり、疑ってしまってりしてしまうんだと思います。
また、執着している時は幸せな状態ではないので、夫婦関係もギクシャクしたり、上手くいかなかったり(実際には上手くいっていてもそういう風に感じる)ということが起こり、弊害にはなりやすいことも事実です。
ですので、なるべくこの状態から抜け出すことで、Rさんも幸せになれるし夫婦関係も上手くいきやすくなるんですね。
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では、ここからは執着を抜け出す方法をお伝えしていきます。
細かくはお聞きしていないので、推測になる部分もあるのですが、執着の状態から抜け出すには、
- これまでのプロセスを大切にすること
- 今受け取れている恩恵に着目すること
が大切だと僕は考えています。
これまでのプロセスを大切にすること
今までRさんが成し遂げてきたことはなんでしょうか?
- 乳がんのショックと手術に耐えてきた。
- 半年で10キロ減量してきた。
- 勇気を出して気持ちを伝えた。
- すれ違いがあっても、夫を自分から愛そうとしてきた。
相談文で読み取れるものしか挙げていませんが、これだけでも相当重く、大変な道のりだったことが想像できます。
もちろんこれだけではなく、日常で頑張られてきたことも無数にありますよね。
まずは、Rさんが頑張ってきたこと。夫のために与えてきたこと。些細な事も含めて、紙に書き出してみてください。
書き出す際には「こんなの頑張ったに含まれない」と思わずに、とにかく書き出してみることが大切です。ひとまず頑張って100個書いてみましょう。数十年生きていれば必ず100個以上は挙げられます。
出てこない場合は、ブロックがかかっていることもありますので、少しずつ緩めて、100個書いてみてください。
今受け取れている恩恵に着目すること
次に、今の受け取っている恩恵の部分を意識して、注意を向けてみてください。
例えば、10キロ減量できたことで何が変わったでしょうか?
今は「夫が気付いてくれない」ということだけに目がいきやすいかもしれませんが、恩恵はあったはずです。
- 好きな服を着れるようになった。
- おしゃれに気を遣えるようになった。
- 似合う髪型が増えた
など、夫からの評価以外で、昔との違いを受け入れてみるのはいかがでしょうか?
確かに減量をしても思うような結果にならなかったことは、ショックだったと思います。ただ、その結果をどう受け取るかはRさん次第。
昔よりも魅力的になっている部分は必ずあるはずなので、それをまず自分で受け入れること。そして魅力を生かして、ファッションを勉強したり、外見を磨いたりして楽しんだりするのはいかがでしょうか?
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これらを意識して過ごしてみると、少しずつですが「夫からの評価」への執着が減ってくるでしょう。今まで夫から評価=自分の価値、となっていた部分を少しずつ自分から手放していけると、楽になっていきます。
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男性が感じる女性の一番の魅力は、「幸せそうな笑顔」だと思っています。
体重を減らしたのも、Rさんが幸せを得て笑顔でいたいからのはずですよね。
旦那さんが気付いてくれないから幸せではない、じゃなく、自分から幸せなオーラが出ているから、旦那さんがRさんを魅力的に感じる。
旦那さんをどうにかしようとするよりも、幸せオーラを発することで旦那さんから近づいてくれる、というイメージが大切です。
少しでもアドバイスが参考になれば幸いです。最後まで読んでいただきありがとうございました!