こんにちは!
「夫婦心理学の専門家」ひろてぃです!
この記事を見ているあなたは
- どうしたら夫婦の愛を循環させられるのか分からない
- 自分ばかり与えてばっかりで旦那からの愛が返ってこない!
そんなお悩みを抱えているんじゃないでしょうか?
それを解決するには、本当に与えるとは、どういうことかを知らなければいけないんです。
では今日は
- 旦那さんの愛が返ってこない理由
- 本当に与えるってどういうこと?
についてお話ししていきます!
両親の不仲。自身の離婚、再婚で得た経験を通して、「夫婦心理学の専門家」として活動。
「笑顔が絶えない家族を増やす」をミッションに、SNS発信やセミナー講師をしている。
instagramフォロワー23,000人以上。R4.公認心理士取得。延べ15,000 人以上のサポートをしている。
相手に期待をしていない?
相談に乗っていると、どんなに頑張っても夫が愛を返してくれません。どうしたら返してくれるようになりますか?
という相談をよ〜くいただきます。
もちろん旦那さんにも問題があったりもするんですが、妻側がちゃんと与えるっていうことを意識していないと旦那さんは返してくれないんですね。
例えば、あなたが頑張って栄養を考えて夕飯を作ったとしますよね。
それを食べた旦那さんがうま!これ〇〇が作ったの?!なんてって言ってくれたら嬉しいですよね。
でもね、現実ってそうじゃないのみなさんご存知ですよね。
「今日は新しいレシピで頑張って作ったんだ〜」
「どんな反応するかなーウキウキ」なんて思ってても、
旦那さんが「今日これだけ?」なんて言ってたら、
「じゃかしいこらー!!!」って。
おしとやかな皆さんだったらもれなく言ってたり、心の中で思ってたりするんじゃないでしょうか?
これって相手の反応に期待してしまっているんですよね。
そして、この期待が多くなってくると、相手の行動を監視するようになっていきます。
「私こんなにあなたに与えてるけど、あなたは何か返してくれるの~~?」
「ほらやっぱり何もしてくれない!この人は私を愛してないんだーー!!」
って証拠探ししちゃったりします。
でもこれ、誰がそう決めちゃってるか、分かります?
誰が旦那さんを「愛を返してくれない人」って決めちゃってるんでしょうか?
ギクーって思った人は再構築のセンスがあります。
*
私たちは、子どもから大人になっていく過程で、自立をしていきます。
そして、その自立をしていく上で、沢山の犠牲や取引の愛というのを周りに与えていくんですね。
なぜなら、そういう愛し方しか知らなかったから。
自分が我慢すれば丸く収まる。とか、相手のことを優先してあげれば、相手が喜ぶとか。
取引であれば、私がこれをしたんだから、あなたも同じくらい返してくれるよね。それが普通だよね。とか。
相手の機嫌が悪いことを申し訳なく思って自分を犠牲にしたりする行為を「補償行為」と言います。
でも期待はほとんどの場合は裏切られてしまうんですね。
そんな、喜びに繋がりにくい愛し方を私たちは、してしまってきたわけです。
そしてその結果!
いつの間にかパートナーと喜びで繋がれない関係になってしまうわけですね。
自分に当てはまるなぁ、という今あなたは
自分を犠牲にするやり方をしていたのか。
取引の愛情をプレゼントしていたのか。
そうやって、まずは自分がどういう愛情で相手に接していたのか振り返ってみてください。
愛を与えるとは
じゃあ取引とか犠牲の愛は分かったけど、愛を与えるってなんなの!?
ってお話をしていきます。
今から人によってはサブいぼが立つような胡散臭いお話をします。
愛を与える、とは。無償の愛を与えていくことです。
そしてあなたはすでに無償の愛を与えている存在なんです。
大丈夫ですかみなさん。引いていませんか?
「は~?無償の愛なんて戯言だれが信じるねん!」という人もいるかもですね。
でも、子育てを経験したことのある人であれば、無償の愛の感覚は分かるかもしれませんね。
生まれてきてくれた子どもが、夜泣きをしていたら、自分の睡眠時間を削ってでも母乳を上げますよね。
どんなによだれまみれにされても、かわいいねって思いますよね。
それって、自分が実質的に損をしていたとしても。全然それを損と思わないわけです。
むしろ愛してあげれた、って思うわけです。
これは、子どもを例にしたから分かりやすかったですが、実はそうじゃない人達も、普段から与えているんですよ。
例えば、職場で誰かがペンを落とした時。あなたはどうしますか?
拾ってあげて「私拾ったんだから、今度私がペンを落とした時ちゃんと拾ってよね」なんて思いますか?
エレベーターに乗っていて、ドアが閉まりそうになった時に誰かが走ってきたら。
「開く」のボタンを押してあげますよね。
これって犠牲してたり、相手に何か期待とかしてませんよね。
そうやって無償の愛って日常であなたが当たり前にしている行為なんですよね。
でもそれが当たり前になっているので、気付いていないだけなんですよ。
なので、まずはあなたが日常でやっている当たり前の無償の愛を見つけていくことが重要なんです。
仕事している人であれば、どんなことを同僚や後輩、先輩にしてあげてますか?
もちろん仕事だからしている、という人もいると思いますが、そこには「こうしてあげたら嬉しいよな」という想いでやっていることはありませんか?
子育てしている人も、子どもだから優先するのは当たり前!って思っていると、普段からあなたが与えている愛に気付きにくくなりますよ。
その愛は当たり前ではないんです。とっても大きな無償の愛なんです。
ノートなどに「今日一日誰かに与えられたこと」を書き出してみてください。
些細なことに目を向けていくことが大切ですよ。
一日最低5個は見つけられると良いですね。
また、それが見つけられない!という人は、ハードルが高くなっている可能性があります。
与えるっていっても、100%無償の愛である必要はないんです。
良くて50%。あとは犠牲とか取引の気持ちが合っても良いんです。
少しでも「期待しないで与えられたな」と感じられるものであれば、十分なんです。
100%なんて人生に一度あるかないかぐらいなものですからね。
ふとここで疑問が出てくるかもしれませんが、
「与えるばっかりで私そんじゃね?!」
って思う人もいるかもしれません。でも安心してください。
心の世界では、与えた分だけ自分の心が満たされていきます。(テストに出るよ!)
現実世界では、お財布からお金を出して使ったら、使った分だけ減っていきますよね。
でも心の世界では逆なんです。
与えた分だけ自分が満たされていきます。
それは、本来人間は「愛したい生き物だから」です。だから、逆に上手く愛せないことっていうのは非常に辛いことだったりもするんですよね。
(ちょっと別の話題になってしまうので、深堀はまたの機会に)
ですのでここでは、
与えた分だけ自分も幸せになれる
ということだけ理解してくだされば大丈夫です。
与え上手と受け取り上手
男性は与える性だから、女性は受け取ることが大事ってお話良く聞きませんか?
だから、与える意識よりも受け取る意識が大事なんじゃない?!って勘の良い方は思ったかもしれません。
ここで知っておいて欲しいのが、与えると受け取るは同時に起こる、ということです。
「上手に受け取る」ということは「相手に与える機会を与えている」ということなんですね。
そして、女性は本来それが得意な性、というわけなんです。
ただ、自立をしていく上で「なにかをしてあげて与える」ことに特化した武闘派妻たちは、受け取るなんて恥ずかしい!とか、何か返さないと気持ち悪い!とか訴えるわけです。
でもね。男性にとっては「受け取ってもらえると与えられてる」って思う人めちゃくちゃ多いわけです。
なので、ただ受け取るのが苦手な人は「受け取ってあげてる」という意識を持ってみてください。
そうすると、相手に与えている感覚で受け取りやすくなります。
また、自分が与えている、という感覚を持てるようになると、パートナーもあなたのことを愛しやすい存在だと思えるようになってきます。
だって、「私も頑張ってるんだから、あなたも与えなさいよ~」と監視している人よりも、「私が与えたいから与えてるの」と笑顔の人でいる人の方が、あなたも一緒にいたいし愛したいと思えますよね?!
だからこそ、
「あなたの与えていたことにまず自分で気付く」
そして「愛を自分から与えていく」
そんな意識を持っておくことで、自然と相手も愛を返してくれるようになるはずです。
参考になれば幸いです。
前段階として、自己肯定感が低かったり、自分軸が上手く出来ていないと、相手への変化を期待します。
相手の変化を期待して与えるをしちゃうのは本末転倒になるので気を付けてくださいね。